茶園があったことを記す看板
霊仙寺は「りょうざんじ」、栄西は「ようさい」と読む
福岡市内に「聖福寺」という日本で最初の禅寺があります。
山門には『扶桑最初禅窟』の扁額が上がっています。
NHK大河ドラマ「平清盛」のちょっと後、鎌倉時代の
源頼朝や後鳥羽上皇に縁の深い禅寺です。
数年前、境内山門の裏手に、佐賀県の背振山で育った
お茶の木が“里帰り”植樹されました。
聖福寺の開祖は栄西禅師。当時の宋から帰国し開山。
その折に、お茶の実を持ち返り禅の修験場であった
佐賀県背振山中の霊仙寺で育て、日本で初めて
お茶を栽培したと言われています。
栄西禅師が日本の茶祖といわれるゆえんです。
それで原木が境内に里帰りしたというわけです。
「茶禅一味」などと言われたり、
よく禅道と茶道は似ているなどと言われるのもうなずけます。
栄西禅師は後に『喫茶養生記』という書物で
薬としてのお茶の扱いを初めて記した人でもあります。
かの北条政子が建立した寿福寺に住職として招へいされ、
その後に、京都の建仁寺を開山するなど、禅師はまさに、
当代随一の名僧だったことが伺いしれます。
その栄西禅師が修行したという背振山中の霊仙寺跡を
訪ねることができます。(詳しくは自治体HPを!)
整備された山道を20分ほど上ると境内だったところに出ます。
そこだけ視界が開けていて、山の斜面には茶畑が
広がっています。これは、江戸時代頃のものらしいのですが、
きっとこんなふうに、お茶を栽培していたんだなと
ある種の感慨を覚えます。そして、なんというか
パワースポット的雰囲気が漂っていましたね。
山道なので、虫やへびなどの心配がない
冬の天気の良い日に行くのがおすすめです。
持参した熱い一服の茶にあずかれば、元気が出てきます。 2012.2.2
山門には『扶桑最初禅窟』の扁額が上がっています。
NHK大河ドラマ「平清盛」のちょっと後、鎌倉時代の
源頼朝や後鳥羽上皇に縁の深い禅寺です。
数年前、境内山門の裏手に、佐賀県の背振山で育った
お茶の木が“里帰り”植樹されました。
聖福寺の開祖は栄西禅師。当時の宋から帰国し開山。
その折に、お茶の実を持ち返り禅の修験場であった
佐賀県背振山中の霊仙寺で育て、日本で初めて
お茶を栽培したと言われています。
栄西禅師が日本の茶祖といわれるゆえんです。
それで原木が境内に里帰りしたというわけです。
「茶禅一味」などと言われたり、
よく禅道と茶道は似ているなどと言われるのもうなずけます。
栄西禅師は後に『喫茶養生記』という書物で
薬としてのお茶の扱いを初めて記した人でもあります。
かの北条政子が建立した寿福寺に住職として招へいされ、
その後に、京都の建仁寺を開山するなど、禅師はまさに、
当代随一の名僧だったことが伺いしれます。
その栄西禅師が修行したという背振山中の霊仙寺跡を
訪ねることができます。(詳しくは自治体HPを!)
整備された山道を20分ほど上ると境内だったところに出ます。
そこだけ視界が開けていて、山の斜面には茶畑が
広がっています。これは、江戸時代頃のものらしいのですが、
きっとこんなふうに、お茶を栽培していたんだなと
ある種の感慨を覚えます。そして、なんというか
パワースポット的雰囲気が漂っていましたね。
山道なので、虫やへびなどの心配がない
冬の天気の良い日に行くのがおすすめです。
持参した熱い一服の茶にあずかれば、元気が出てきます。 2012.2.2