2013年安土城跡と建勲神社~滋賀・京都


大手道に続き、もっとも傾斜のきつい難所

2013年8月3日 昨年に続き恒例となった安土詣で。

昨年と違っていたのは石段の改修工事が行われていて、幾分、上り易くなっていた。

とは言ってもこの炎天下、気を抜くと・・・いや水分を抜くとあっと言う間に

熱中症に襲われる。

毎回思うことであるが、下から見るとたいして傾斜を感じないが

足を腰のあたりまであげないと上れないくらい一団が高いため

見た目とは違う違和感を覚える。まぁ、だまされるわけだ。

我々をよそ目に小さな子供(女の子)がスイスイと上って行く。スイスイと。


安土城は山全体が石垣で覆われていたという
  

一旦、京都に戻ってタクシーで約20分、市内北部にある建勲神社へ。

この神社の祭神は織田信長。明治2年に創建となっている。

信長ゆかりのお寺ということで、安土城のように来る人が多いかと思ったら

意に反して静寂に包まれていた。


知る人ぞ知る京都のパワースポットだとか
この神社の社宝は重要文化財『太田牛一自書の信長公記』。

一度見てみたいが残念ながらここには所蔵していないらしい。

神社の敷地の中に小さなお稲荷さんがある。急な階段を見上げると

木々に覆われて薄暗く、何やら妖しい空気が漂っている。

もしかしたらここがパワースポット?・・・その存在感は確かにあった。

建勲神社の「必勝祈願」のお守り
「勝」の字を縫い込んだご利益あり気なお守り

駅に戻り、京都タワーの地下3階にある銭湯で昼間の汗を流した。

ここは清潔で管理もしっかりしていて快適そのもの。京都の穴場?かも。


ところで・・・信長に関する本はたくさん出ているが、そのなかに

加藤廣著『信長の棺』というのがある。本能寺の変の折、ついに信長の遺骸が

見つからなかったという謎を追いかけるのだが、

工藤健策著『信長は本当に天才だったのか』と併せて読むと、

信長を訪ねる旅が一段と奥深く色濃くなる。

戦国の一大名を明治天皇の意によってこの神社に祀るとは

いかなる所存か・・・これこそ謎多き事実であるような気がするが・・・

京都駅 ジオラマ風に撮ってみた